男の子の甘えん坊はいつまで?甘えん坊なのは私のせい?甘えん坊長男に悩む母が出した答えとは。

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こんにちは。Nicoです。

我が家の長男は、甘えん坊です。
それも、ベッタベタの甘えん坊。

もう今年11歳になるけど、恥ずかしげもなく「ママ~大好き~」なんて日常的に言ってきます。
なんなら、3歳下の妹より、くっついてくるときの距離が近い!笑

体も大きくなって、足のサイズなんかもう私と変わらないのに、いつまでこうなんだ!
と内心思っていましたが、最近気づいたことがあります。

それは、
彼はいっちょ前の、頼れる系男子 だということ。

つい最近まで、”早く自立させなきゃ”、と焦ってイライラしたりしてたのですが、これに気が付いてからは「そんなに焦らなくていいんだ」と思えるようになりました。


どうしてそんな風に思えるようになったのか、
今日はそんなお話をしようと思います。

”甘えん坊”なだけではない

最近、毎日お風呂掃除をしてくれる息子。
我が家では、自分担当のお手伝いのみお小遣いが貰えることになっていて、息子の担当はお風呂掃除なので、お小遣い稼ぎのために頑張ってくれています。その上で、食器洗いや夕飯作りなんかも時々。
夕飯作りでは、母の手出しなしで材料を全部切れるし、食器洗いも任せられる。

学校でも、友達と喧嘩したり色々と悩むこともあるけど、なんだかんだ落としどころを見つけて学校を楽しんでる様子だし、いつも元気に登校して、「ただいまーーーー!!!」と元気よく帰ってくる。

朝の支度だって、時間ギリギリだろうが何も手伝わなくても間に合わせるし、習い事の野球も週末は丸2日、炎天下でもしっかり頑張って来る。

妹によく意地悪を言うけど、絶対手は出さないし、困っていれば助けてあげる。

買い物の時は、重い荷物を持とうとしてくれる。

勉強だって頑張っていて、本もよく読むので、母よりもすごく物知り!


こんなに、日々成長していて、十分にしっかりしているし、”頼れる男”な存在なんです。


なのに私の目にはいつも、”甘えん坊”なところばかりが目についてしまっていました。

甘えん坊にしていたのは私?

「もう10才なんだから」
「もうこんなに体も大きいんだから」
「男の子なんだから」


”男の子は10才にもなれば母親にベタベタ甘えてこないし、態度もだんだんツンツンしてくるもの”…!?

どこで聞いてきてのか、どれだけの男の子を見てそう思うようになったのか、いつの間にか私の中で”理想の10才男子像”が出来上がっていました。

そして、これにあてはまらない息子を、「甘えん坊の困った息子」と感じていたのです。
自分の作り上げた”理想像”にあてはまらない「甘えん坊」な部分だけが目について仕方なかった

偏見、先入観、恐ろしいですね。。。

だから、息子の甘えをそのままに受け入れられず、いつも一歩引いて、かわしていました。
ベタベタにくっついてくると、少し引いてみたり。
「ぎゅーしよ!」とせまられても頭ポンポンで終わらせたり。
「大好きだよー」って言われても、「ありがと」とさらっと返したり。

そのたびに、寂しい気持ちが息子の心に残っていたのかも。
だから、試すように何度も繰り返すのかもしれない。

必要以上に息子を甘えん坊にさせてるのは私かも。

ずっと前から気が付いていました。
直感的にいつも心の隅で思っていたことですが、

だからといって、甘えを受け入れることが出来なかったんです。

全部自分のせいにしなくていい

「息子を甘えん坊にさせてしまってるのは、私のせいだ」
「だから私が態度を直さなきゃ」

という考え、これが私にとっては危険思考でした。

「甘えん坊にさせてしまってるのは私のせい」
まずこう思ってること自体、「甘えん坊」=「ダメ」ととらえてる。
そして「私のせい」ということは、自分のせいで息子が「甘えん坊」(”ダメ”な状態)になっている、ととらえています。

こう考えていると、次に息子が甘えてきたとき、私の中で瞬間的に「また私のせいで息子が甘えん坊(=”ダメ”)になってる」という考えが起こります。その次の瞬間、「だからちゃんと受け入れよう」より先に「イライラ」がきてしまうんです。

全部自分のせいだと思っていると、我が子のダメなところを目の当たりにしたとき、自分が責められているような気分になりませんか。「お前のせいだぞ」と言われているような。

これでは、笑顔で甘えを受け入れるなんてことは、到底できません。


じゃあどうするか。

考え方を変えてみます。

まず、「甘え」=「ダメ」ではない。

だって実際は息子はすごく成長してるし、頼れる男の子。毎日いろんなこと頑張ってる。
だから、家では少しくらい甘えたっていい。
まだ10才の子どもだもの。

そして、息子が甘えん坊なのはママのせいではない。

学校で頑張ってきて疲れたからかもしれないし、
お友達と喧嘩したのかも、
妹への焼きもちもあるし、

好きな子が他の子と仲良くしてたり⁉

なんて、冷静に考えれば子どもが親に甘えたい理由なんて数えきれないほどありますよね。

理由なんてなくて、ただただ甘えたいだけだったり。

10才なんて、まだまだ甘えたい盛りだったんです。


これから大人に向けてぐんぐん成長していくために、栄養を沢山蓄えようとしているのかな。


だから私は、息子の甘えん坊を、自分のせいだなんて思わなくていい。
ただただ甘えたい息子を、そのまま受け入れていい。

焦る必要なんてない。

息子が笑顔で元気よく帰ってきた時なのか、
「行ってきます!」と逞しい顔を見せてくれた時なのか、
妹に優しい手を差し伸べてくれた時なのか、

いつか分からないけど、
ふとした瞬間に、
「あ、成長してるじゃん」「逞しいな」
と感じたことが、考え直すきっかけでした。

息子が甘えん坊なだけではなくて、人としてしっかり成長を見せてくれていることに気が付いたから、
冷静になることが出来て、甘え=ダメではないことや、私自身が自分を責める必要もないことに気が付きました。


そして、甘えたい時に甘えられたことは、きっと息子の中で、母親との良き思い出になる。
そんな思い出は、きっと心の糧になる。

これから大人になっていく中で、沢山の辛いことや苦しいことを経験するだろうけど、

まだ見ぬその未来を乗り越え、その先の未来を作り上げていくために、
今は心の栄養をたーーーーーっぷり溜め込んでいる時なんだと思う。

焦って自立させる必要なんてない。
心の栄養を十分蓄えられたら、きっと勝手に自立していく。



だから今は、いつも元気いっぱい笑っていてくれるだけで十分。

もう飽きるまで、甘えん坊を受け入れていこうと思います。笑



こどもの甘えを受け入れられない原因は、子の成長に対する不安や焦りも理由の一つ。


どうしてもこどもの甘えを受け入れるのが難しく感じている戦友たちへ、

意識して、こどもの「良いところ」「成長しているところ」に目を向けてみるのもいいかもしれません。

きっと、いつもとは違う角度から見た「素敵な」我が子の姿が見えてきますよ。

そして、焦る必要もないことに気が付くはずです。


今日もゆるーくマイペース子育て、頑張りましょう♪


 

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