こんにちは、Nicoです。
最近急に冷え込んできて、床暖やエアコンを使うようになったお家が多いのではないでしょうか。
我が家でも、すでに床暖が活躍しています。
しかし、この季節に怖いのが暖房設備を使うことによる光熱費の増加ですよね。
物価高や光熱費高騰も続いていますし、暖かい部屋にで過ごしたい半面、少しでも光熱費をお抑えたいのが本音。
この記事では、昨年あるものを使って冬の光熱費節約に成功した我が家の、光熱費対策方法をご紹介します。
この記事を読んで、寒~い冬を少しでもお得に暖かく過ごしましょう♪
気になる光熱費明細は、後半で公開しています!
光熱費が高くついてしまう原因
まず、光熱費が高くなってしまう原因は何でしょうか。
節約方法を考えるには、まずは原因を考えるのが大事★
原因を明らかにしてから、対策のお話をしようと思いますが、「早く対策だけ知りたいんだけど!」という方はこちら、スキップでどうぞ。
光熱費が高い=「電気・ガスの使用量が多い」と言うことになります。
電気・ガスの使用量が増えてしまう原因として考えられるものは、大まかに分けて上記3つが主だと思います。
光熱費を削減するには、単純に「電気・ガスの使用量を減らす」ことが重要。
要するに、上記3つについて対策していく必要があります。
経年劣化・メンテナンス不足
経年劣化やメンテナンス不足で暖房効率が下がってしまうと、必然的に電気やガスの使用量が増え光熱費増加につながります。
床暖房は耐用年数10~30年、約10年ごとにメンテナンスが必要と言われています。
エアコンは一般的に耐用年数が約10年ほど。
フィルターが詰まっていたり、内部にカビが生えたり汚れていると冷暖房の効率が下がってしまいます。
暖房設備の効率を保つために、こまめな掃除や定期的なメンテナンスが大切。
スイッチON/OFFを頻繁にし過ぎているor使用時間が長い
よく言われていることなので、ご存知の方がほとんどだと思いますが、暖房設備は立ち上がり時の部屋を理想温度までもっていくためのエネルギー消費がとても多いため、頻繁にON/OFFすることは光熱費対策にはなりません。
むしろ、温度が安定している時のエネルギー消費が小さいことから考えると、頻繁にON/OFFするよりも、つけっぱなしの方が節約になると言われています。
だからと言って、1日24時間ONでシーズン中ずっとつけっぱなしにしているか、半日の12時間使用で、毎日一度はON/OFFしているかで比べれば、1日12時間使用(ON/OFF1回/日)の方がもちろん光熱費は抑えられます。
何度もON/OFFを繰り返さないのであれば、使用時間は出来るだけ短い方が光熱費節約になる。
暖房効率の悪い部屋になってしまっている
暖房効率の悪い部屋は、「暖房が効きにくいので暖房の設定温度を上げる」「暖房を消すとすぐ寒くなるのでギリギリまで暖房をOFFできない」といった行動につながり、電気ガスの使用量を増やしてしまいます。
暖房効率が良いのはどんな部屋か考える時に、わかりやすいのが「こたつ」です。
「こたつ」は熱源が小さいけど、こたつの中が狭い空間なのですぐに暖まりますよね。例えばこたつ布団が掛かってないままこたつの電源を入れても、熱源が熱くなるだけで、空間的な暖かさはちっとも得られません。熱源に対して空間が広すぎるためです。
また、こたつの掛布団のどこか一部がめくれてしまっている時、途端にこたつの中が寒くなりますよね。掛布団がめくれているところから、暖かい空気が逃げてしまっています。逆にきちんと布団が掛かっていれば、いくら部屋が寒くてもこたつの中だけはポカポカにすることが出来ます。
暖房効率の良い部屋は、極端に言えば、この「こたつ」のように小さく狭い空間です。
反対に、部屋が広ければ広いほど、暖房効率は落ちていくことになります。
部屋が広ければ広いほど暖房効率は下がる。
小さい部屋を使ったり、冷たい空気を遮ることが出来れば暖房効率はUP。
本題!光熱費 5,000円/月 削減に成功した方法
ここからが本題。
我が家が実際に、1か月の光熱費を前年比-5,000円に出来た対策をご紹介します。
まず前提として、我が家の設備はこんな感じ↓
・ガス温水式床暖房を使用(リビング・ダイニング・キッチン)それぞれ単独で操作可能
・リビング・ダイニング・キッチンの3部屋は全てひとつの空間(合計約23畳)
・主寝室・子ども部屋ともにエアコンを設置しているが、冬は使用しない
まだ築4年目の家なので、原因1の設備メンテナンスについては特に対策の必要がなく、原因2・3の対策についてお話していきます。
我が家は床暖ですが、エアコンのお家でも実行できる対策ばかりなので、エアコンを使っているお家の方はぜひ「床暖」→「エアコン」に置き換えて読んでみてくださいね。
原因2の対策:床暖房のタイマーを設定。それ以上使わない。
我が家の生活サイクルは、ざっくりこんな感じなのですが…
対策前はこの生活に合わせて、気ままに床暖を使っていました。
そこでとった対策が…
床暖タイマー ON 6:00 / OFF 21:00
このタイマーを設定するだけで、床暖の使用時間が、夜間だけでも強制的に1日4時間近くカットすることが出来ます。
その代わり、日中の暖房はきっちりつけておくのがコツ。
日中やせ我慢してOFFしていたり、寒くなって我慢できなくなるまでONにしないでいると、当然部屋は冷えます。
家の中も外も冷え切った夕方に慌ててONにしても、立ち上がりのエネルギーを消費しやすい上に、冷え切った部屋はなかなか暖まりません。よって、早めにOFFしてしまうとまた部屋も冷えてしまいやすいです。
日中の暖房を低エネルギーで稼働させておくことによって、夕方もそのまま暖かく、しっかり暖まっている部屋は暖房を早めにOFFしても、すぐまた冷え切ってしまうこともありません。
こうすることで、夫の帰宅時間や就寝時間は相変わらずですが、無理なく床暖房の稼働時間を短くすることが出来ています。
タイマーを設定することで、強制的に暖房の使用時間を制限できる。
切り忘れの心配も無用★
原因3の対策:広い部屋はしっかり仕切る。小さい部屋を有効活用!
我が家のリビングは正直、結構広めに作ってしまいました。
光熱費対策をネットで検索していたら、「広くても寒い家と、小さくても暖かい家どっちが良いですか」という文言を見ましたが、出来ればどっちも取りたいですよね!
暖かくて広い、どっちも叶うリビングにするために…
広くても仕切れるところは仕切りました。
リビングと繋がる階段への入り口は、ロールスクリーンで仕切っています。
和室もリビングと繋がっていますが、ここもロールスクリーンでしっかり仕切ります。↓↓
冷暖房効率を上げたい時は、このロールスクリーンを閉じて最小の空間にします。
日中の暖房は、これをするだけで設定温度を下げることができます。
ロールスクリーンは、ホームセンターなどで購入し後付けすることも可能。
とても便利なのでおすすめです。
そしてもう一つ、「小さい部屋を有効活用しよう!」という考えが今回の対策の核です。
小さい部屋=寝室を有効活用!
いくら暖房効率を上げる対策をしても、空間の大小には勝てません。
床暖をOFFした後も冷えにくいとはいえ、少しずつ部屋の温度は下がります。
寒がりの私は、そのリビングで夫の帰りを待っているのは苦痛だし、やせ我慢の節約より、ちゃんと寛げる空間を作っての節約でなければ続きません。
そこでいっそのこと、広いリビングでばかり過ごさないで、子どもが寝た後の時間くらい、「小さい部屋を使えばいいんじゃないか」と考えました。
リビングの他の部屋は、子ども部屋2つ、主寝室、和室という至って普通の我が家ですが、
子ども部屋1→勉強部屋(机2つと棚2つ)
子ども部屋2→寝る部屋(ベッドのみ)
和室→遊び部屋(ピアノとおもちゃ)
主寝室→寝る部屋(ベッド・テレビのみ)
という感じで、リビング以外に寛げそうな部屋がありませんでした。
そこで、「子どもが寝てから妻一人で過ごす部屋」「寝る前に夫婦でのんびり過ごす部屋」として、主寝室をアップデートすることに。
主寝室は7畳なので、暖房に使うエネルギーも少なくて済みます。
過ごす部屋を広い部屋→小さい部屋に変えることで、暖房効率UP
暖かいと節約を同時に叶えられる★
主寝室をアップデート→暖房効率の良い素敵空間に
アップデート前の主寝室は、夫婦のダブルベッドと向かいの壁掛けテレビのみで、本当に寝るだけの空間でした。
そして、アップデート後の主寝室↓
もともとまん中にあったベッドを壁際に寄せて、空いたスペースにラグを敷いてソファとテーブルを置き、夫婦でくつろげる空間を作りました。
注目ポイントは、このホットカーペット&ふわふわラグ↓
リビングの床暖が切れた後、子ども達を寝室に送ったらこのホットカーペットの電源を入れます。
その後1階で残りの家事を済ませ、主寝室に上がると、ほんのきもちですが部屋が暖かくなっています。
これも、小さい部屋で使っているから。
このホットカーペットをリビングに置いてもきっと何の足しにもなりませんが、7畳の寝室だからこそ、その効果を発揮しています。
それでも寒い時は、毛布を使えば完璧。
ホットカーペットの上で毛布を被ると、まるでこたつのような暖かさなんです。
夫の帰宅待ちの間、ここでブログを作ったりテレビを見たり。
夫婦の時間はコーヒーとアイスを持ってきて、テレビを見ながらのんびりティータイムを楽しみます。
夫はこの空間とこの時間が気に入ったようで、ちゃきちゃき寝る支度をして2階に上がろうとするので、今まで1階でグダグダしてた時間がなくなり、有意義に過ごせるようになりました。一石二鳥★
この空間を作ったおかげで、床暖房をOFFした後のリビングで過ごす時間は格段に短くなり、暖かい空間と節約を同時に叶えることが出来ました。
実際の光熱費詳細を公開
ここまで紹介した方法で、本当に光熱費が5,000円もカットできたのか。
2022年から2023年に掛けて、コロナ禍の影響で光熱費自体が高騰しているので「本当に?」と疑いたくなると思います。
そこで、実際の明細がこちらです。
※前提として、部屋をアップデートして高熱費対策を開始したのは2月の初めです。
ガス・電気請求額合計
まずは、ガス・電気を合わせた合計の請求額から↓
棒グラフの黄色が前年、オレンジが今年。
この1月の請求額にびっくりして、光熱費対策を始めたんです。
オレンジの棒グラフ2月3月に注目してください。
2月請求額(1月使用分=対策前)と3月請求額(2月使用分=対策後)を比べると、対策前と対策後でばっちり効果が出ていることが分かります。
前年(黄色)は、2月→3月にかけても請求額が上がっているのに対して、今年は減っているのも嬉しいポイントです。
そして表の右側を見て分かるように、前年費で見ると、3月が-3,872円、4月が-5,274円の削減が出来ています。
ガス使用量
次に、ガス使用量の明細です↓
棒グラフが使用量(折れ線グラフは気温)、水色が前年で青が今年です。
全体の請求額のグラフとほぼ同じ推移です。
3月請求(2月使用量)前年比-55㎥、4月請求(3月使用量)前年比-57㎥でした。
ご存知のように、2022年から2023年に掛けて、光熱費の料金が高騰しましたね。
12月のグラフを見るとガスの使用量が前年に比べて減っているにも関わらず、先程の請求額のグラフを見ると請求額は前年より上がっています。
どういうことかというと、この時、従量料金単価が前年の約98円から約168円に上がっているんです。それほどまでに光熱費高騰の影響は大きく、前の表で見た驚愕の1月請求額に繋がっていました。
そして3月、4月も、前年は従量料金単価約116~119円だったのに比べ、当年は約130~132円へ値上がりしています。
そんな光熱費高騰のなかで、表の右側を見て分かるように、前年比、3月-4,061円、4月-5,467円ものガス代削減を実現できました。
電気使用量
私が対策したのは、ガス式床暖房についての対策のみなので、電気代を減らすことはできません。
ですが、ホットカーペットの使用で電気代が上がってしまえば光熱費対策として意味をなさないので、こちらも確認しておきます。
電気の明細↓
2月~4月のグラフを見ていただくと、前年と比べほぼ変化がないことが分かります。
むしろ2月3月は微量ですが減っていますし、1日数時間(平均3時間ほど)のホットカーペットの使用について、特に気にするほど電気代への影響がないことが分かりました。
ということは、メイン暖房でエアコンを使っているお家でも、エアコンの使用時間を減らして「小さい部屋+スポット暖房」で過ごすようにすれば、同じように電気代の節約になるということですね。
まとめ
いかがでしたか?
冬の光熱費対策のコツは
以上3つをおさえれば、冬の光熱費節約は間違いなし★
今回は我が家の床暖を例にご紹介していますが、エアコンを使っているお家でも実行できることばかりです。
エアコンのお家も、我が家と同じ床暖房のお家も、ぜひ参考にしてみてください。
節約と暖かいを両方ゲットして、寒い冬を乗り切りましょう。
光熱費対策アイテムのご紹介
最後に寝室アップデートに使用した光熱費対策アイテムをご紹介します。
ふわふわマイクロファイバーラグ
これがもう、ふわっふわでめちゃくちゃ気持ちいいんです。
ふわふわなだけにホットカーペットの熱を少し感じにくくはなるのですが、毛布を被ってしまえば気になりません。
そして、春先や秋口の冷え込みが厳しくない時期なら、このふわふわラグの上にいるだけで暖かくなれる優秀ラグです。
一年中敷いたままですが、特に毛足がつぶれることもなく、今年もふわふわ継続中。
色も、おしゃれなくすみカラーの8色展開していて、当時も相当迷いました。また買い替えることがあれば、次はムーングレーを狙っています。
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ホットカーペット
コスパ重視で探していて見つけたのがこちら。TENOSのホットカーペットです。
1.5畳で5,000円以下はアツいです。
機能性や耐久性を心配していましたが、暖かさは十分◎
1シーズン使った後に敷きっぱなしにしていましたが、今年も問題なく使えています。
切り忘れた時も6時間で自動OFFしてくれる機能も安心です。
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