マイホーム計画は順調ですか?
一生に一度の家づくり。
大事な大事な、家族の買い物だからこそ、あれこれ調べて出来得る限り最高のお家を建てたいと思っているあなたに!お伝えしたいことがあります。
「素敵なマイホーム」「憧れのマイホーム」に夢中になり、SNSに溢れかえる情報に溺れていませんか?
夢中になるあまり、見落としていることはありませんか?
気付かないふりをしていることはありませんか?
その渦中にあると、なぜか大切なことに気が付かないことがあるんです。
5年前に家を建てた私も、後から考えると「何でこんな風にしたんだろう?」ってくらい簡単なことを見落としてしまっていたりしました。
そこでこの記事では、住んでみて分かった「計画中に戻れるなら戻りたい!やり直したい6選」をご紹介します。
この記事を、マイホーム計画中に目にしていただけているならラッキーです。私の失敗を参考に、ぜひ後悔の少ないマイホーム作りを目指してみてください★
マイホーム計画中は「恋は盲目」状態!?
5年前、夫と一緒に考えに考え抜いて、「完璧なマイホーム」が完成したと思っていました。
それはもう、SNSを参考にしたり、気になることはGoogleさんにお世話になり、調べに調べてやっとできた夢のマイホームでした。
ところが、住んでいるうちに気が付くんです。
「あれ?なんでこここんな風にしたんだろう。使いにくい…」
「あーここってこんな使い方するのか。考えてなかったー。」
なんでこんなことになっているのか!?
私なりに理由を考えてみましたが、「理想のマイホーム」を思い描いている時って、「これ素敵!」「こうしたい!」と一度思い込んでしまうと、無意識にそれについての良い情報ばかりを選び取り、悪い情報は見ないふりをしてしまいがちではないでしょうか。
言うなれば、「恋は盲目」状態。
私が失敗したのは、だいたいこれが理由でした。笑
もしも時を戻せるならマイホーム計画中の自分に言いたい。
「悪い情報もちゃんと見て!その情報は嘘じゃない!!」
さて、マイホーム5年目の私は、どんなことに気付いたのか…
住んでみて気が付いた!あの頃の自分に言いたいこと6選
No.1 床下収納は使う!すごく便利だから使いやすいところに作って!
何をおいても一番に言いたいのがコレ!
我が家には床下収納が2か所あります。場所は脱衣所とパントリー。
脱衣所とパントリーに床下収納を作ったところまでは◎なんですが、その位置に問題があるんです。
なぜか、どちらも棚が被る位置に作ってしまったのです…!!
なんでこんな風にしてしまったかというと…
理由1. 床下収納なんて必要ないと思っていた。
(床下収納は使いづらそうなイメージ。それ以外で収納スペースは十分作ったと思っていた。)
理由2. 床下収納の枠が見えるのがダサい気がした。
この2つの理由から、本当は床下収納作らなくていいとさえ思ったのですが、ハウスメーカーの方から「床下点検のために開けられる場所は必要」と言われ、それなら床下収納にしとくか、という気持ちで作りました。
そして、必要ないんだし使いづらくなってもいいから目立たない場所に…、ということで写真のようになりました。
これも、ネット検索してる時にどこかで見たんですよね…
「床下収納は目立たない場所に」っていうワードを。
目立たない場所にできればそれに越したことはないのですが、頭の中でそればっかりが先行してしまっていました。
5年住んでみて分かったのは、「使わない」と思っていた床下収納が、実際には「かなり使える」こと。とっても便利なんです。
今の我が家ではこんなものを収納しています。
・お米(ふるさと納税で買い置き分)
・水(ウォーターサーバー用・常備20L以上)
・洗濯機洗剤
計画中に考えていたとおり、収納スペースはまあまああるのですが、どれも可動棚なので重たいものを置きづらいんです。(可動棚も便利なので採用しているお家も多いのではないでしょうか。)
だから、床下収納はお米や水のストック収納には打ってつけ!
床下収納と棚が干渉してなければ、もっと色々な収納に使っていると思います。でも、棚と干渉しているため、かなり蓋が開けづらいので、使用頻度が少ないものしか仕舞う気になりません。
またパントリーに関しては、可動棚の一番下って、床まで何かしら収納に使いたいのに、床下収納の蓋の上に何か置くと、蓋を開けられなくなるから満足に使えません。もう、本当失敗。。。
床下収納は、重たいものや買い置きしているストック収納に最適!
絶対に、蓋を開けやすい場所・使いやすい場所に作るべし!
No.2 和室の奥に季節飾りは飾らない!見えやすいところに飾りたくなるよ!
和室の床の間に季節飾り、素敵ですよね。
床の間を作るスペースがある場合は、誰しも一度は考えるのではないでしょうか。
男女の兄妹がいる我が家では、兜もお雛様も飾りますし、子ども達が生まれたときに両親から貰った破魔矢や羽子板なんかも格好良く飾っておく場所がほしかった。そこで和室が打ってつけだと思い、ささやかな床の間を作りました。
ですが、床の間の位置や向きが問題でした。
普段みんなが過ごすリビングから見える位置にないのです。
最初からおもちゃ置いちゃってる…(笑)
リビングから撮った写真ですが、どう考えてもこの中に飾りがあっても見えないですよね。
最初の年だけ、このおもちゃたちをどかして兜を飾ったものの、普段全然見えないので、なんだかすごく寂しい感じになってしまいました。年中飾っておくべき破魔矢なども同様。
そして和室はこどもが遊ぶスペースでもあったので、飾っている間中心配でしょうがない。
というわけで、季節飾りなどの素敵な飾り物は、今は違うスペースに飾って楽しんでいます。
やっぱり家族みんなが毎日目にする場所が良いです。
そして床の間はどうなっているかというと…
末っ子の秘密基地です。
もうピアノまで迎えちゃって飾る気ゼロです。
でも小さい机とイスを置いて、末っ子がコソコソ何かするスペースになってます。ピアノのワークなんかをよくここでやってます。お友達へのお手紙を書いたりするのもここ。
これはこれで面白い使い方になったので良いのですが、計画中から気が付いていれば、このスペースをもっとうまく使えたんじゃないかな、と思います。
オシャレな床の間も、見えなければ意味がない。
季節飾りは見えるところに置きたくなる!
空間の使い方を、しっかり考えてみて!
No.3 ダウンライトは光源が目に入ると結構眩しい!寝室の照明、寝る時のこと考えて!
主寝室の照明なんですが、ダウンライトを4つ、ベッドの頭側に2つと足元側(テレビの上)に2つ設置しています。
計画中から寝る時のことは考えていたつもりで、頭側のダウンライトはヘッドが可動でリモコン操作できるものにしました。反対側のダウンライトはヘッド動かず、壁付けのスイッチのみです。
でも頭側のダウンライトがですね、
限界まで角度をつけて壁向けにしても、調光で明るさを落としても、ベッドに横になっていると光源が目に入るんです。とっても眩しい。
寝る前にベッドで映画やドラマを観たり、うとうとしながらテレビを観たりしたい時ってありませんか?
そんな時、頭の上にあるライトが邪魔なんです。
かと言って、テレビ側の電気だけ付けることにすると、そっちはリモコン操作や調光がないので明るすぎたり、寝る時に壁のスイッチまで行かなきゃならなくて面倒。
これはかなり失敗だったと思っています。
角度調節や調光が出来るライトをテレビ側にもってこればよかった。
寝室の電気は、リモコン操作や調光をつけるのは寝る時に頭がくる方とは反対側がGOOD◎
電気の光源が目に入ってくるのは想像以上に眩しいもの。
No.4 鉄は外に使ったら錆びます。(当たり前)
後半は家の外(外構)のお話になります。
玄関扉の横に傘掛けのバーを付けるのは絶対条件でした。
これもネットサーフィンしている間に見つけたものでした。
黒のアイアンバーのものをどこかで見かけて「これおしゃれ!」と思ったのがきっかけで付けることにしたのですが…
とても便利で良いのですが、素材が失敗でした。
本当に「アイアンバー」を使ってしまったのです。
当たり前ですが、普通に錆びました。鉄なので。
私がネットで見かけたものはどの商品かわからなかったので色々探したのですが、イメージ通りのものがこれ以外見つからなくて。。。
傘掛け用に外でも使えるステンレスの商品は当時からあったのですが、イメージと違う理由で却下。
選んだ商品の説明には「室内用」「水に晒されると錆がでてくる」と、ちゃんと記載があったにも関わらず、盲目の私は「一応屋根の下だし大丈夫じゃない?」と夫を無理やり説得してこれに決めました。
夫は最初から「鉄は錆びるからやめた方がいい」と言っていたので、きっと今「言わんこっちゃない」と思っていることでしょう。
今なら↓こういうのを選びます。正直今からでも、これに替えたい!
鉄は外に置けば普通に錆びます!
屋根の下だって同じ。雨の日は風も吹くからね。
No.5 芝生は手入れが大変だよ!一度人工芝も真剣に考えてみて!
マイホームを建てると決めた時から、庭は絶対条件だった我が家。
そこで子供を遊ばせたり一緒に遊んだり、BBQもしたいし…と夢が膨らむ我が家では、自然と「本物の芝生が良いよね」という空気になっていました。
家の仕様も塗り壁や無垢材といった自然のものを使うのが良い家、みたいな風潮ありませんか…?
人工芝は夏熱くなると聞いたし、一度人工芝のサッカー場で息子がサッカーをしに行った時、劣化した人工芝が服の繊維に入り込んで全然取れなくれ苦労した覚えもあって、迷うことなく本物の芝に決めました。
お手入れが大変という噂も小耳にはさみましたが、そっちは聞く耳持たずだった私。。。
芝生のお手入れは本当に大変です。
何もせず放っておけば、そのうち芝生生えなくなると思います。
最初の年はもちろん何の手入れもせず、あまり成長も良くなかったのですが、そのうち茂ってくるでしょと思っているうちに冬が来て枯れ果て…
2年目の春が来て、ちゃんと生えてくるかなーって待てども待てどもなかなか成長せず。このまま禿庭になるかと思いました。
それからネットで調べまくり、土や肥料を撒いたり、庭中ボコボコに穴をあけたり…一生懸命手入れして、やっと今の芝生↓になっています。
芝生の手入れには、労力も時間もお金もかかります。
そして、こどもが大きくなるにつれ、庭を使う機会は減っていきます。
夏になって気が付く自然芝の大きなデメリットは、芝生の上に大きなプールを置きっぱなしにしておくと、芝生が腐ってしまうこと。
日が当たらないこと&風が通らないことで、すぐに傷んでしまいます。
それを知らなかった年、芝生が悲惨なことになったのは言うまでもありません。
だからといって、単純に人工芝の方がいいと決められるわけではないですが、こういった自然芝のデメリットも含めて、人工芝なども検討してみる価値はあると思います。
芝生は管理にお金も時間も労力もかかる。
芝生の上に物を置きっぱなしにすると傷む→腐る。
デメリットも考慮したうえで他の案も検討すべき!
No.6 シマトネリコは常緑樹で手入れが楽!?…ではない!
我が家の庭木はシマトネリコです。
素敵な庭の象徴といったら、素敵なシンボルツリーですよね。
我が家の庭にも、当たり前のようにシンボルツリーを植えました。
シマトネリコを選んだ理由は…
・常緑樹で葉が落ちない
・虫が付きにくく手入れが楽 と聞いたから。
しかし!5年経って思うことは…
「手入れは全然楽じゃない!!」
常緑樹だから、冬に葉が全て落ちて枯れ木にまるということはないけど、葉っぱ全然落ちます。特に春。3月くらいから葉っぱが落ち始めます。
調べてみると、これは新芽が出てくる時期に、古い葉っぱを落として葉の入れ替えをしているためだそう。ちなみにシマトネリコは「半落葉高木」という種類に分類にされているようです。
落ち葉を拾っても拾っても、強めの風が少し吹くだけで、ハラハラと沢山落ちてくるので、落ち葉が気になると毎週のように落ち葉広いをすることになります。
そして「虫」!毎年しっかり虫がつきます。
2年目の夏、子ども達が庭で遊んでいると、コロコロとした硬そうな(まるでミニチュア手榴弾のような形の)黒い物体が気のそばに沢山落ちていました。
何かの糞かも…と思い調べてみると、「スズメガ」の幼虫の糞らしく…
木を見上げると、既に体長5cm程に成長した緑色の立派な幼虫が。(嫌いな人が多いと思うので写真は控えます。)
そしてよーく見てみると他にも小さい幼虫を数匹見つけ…
足下にも大小様々な糞があちこちに落ちていました。
この糞が、乾いていればコロコロとしているんですが、雨が降ると溶けるのか地面や壁を汚すんです。
もう糞も幼虫も本当に嫌で、殺虫剤を掛けたり枝を切ったり…虫嫌いの私は半泣きで処理しました。
でもいくら処理しても既に卵を産み付けられているものだから、数日後にはまたいるんですよね。
これに懲りて、夏が来る前から「オルトラン」のような気に浸透する殺虫剤で予防したりもしていますが、その効力は微々たるもので、やはり毎年スズメガの幼虫がつきます。
また、シマトネリコは育ちやすくどんどん大きくなるので毎年の剪定も必要です。
放っておくとどんどん生い茂っていき、さらに虫も付きやすくなります。
大きくなったシマトネリコの下には丁度良い木陰が出来て外遊びには最高なのですが、上からスズメガの糞が降ってきそうで、気が休まりません。笑
遂に今年、処理しても処理してもいなくならない幼虫たちに嫌気が差して、剪定ついでに枝を全て切り落として丸禿げにしてしまいました。(剪定中に変なスイッチ入っちゃった夫の仕業。笑)
良く考えれば、植物だもの。
成長するし、葉を落とす。虫だって付く。植物なのだから。
これが全て嫌なら、レプリカとか、代わりに置物とか、考えるしかないんだけど…
本質を見極め検討した結果なら、思い入れもまた違ってくるもの。
都合のいい言葉に惑わされずに、本質を見る目をいつも持ってないといけないですね。
シマトネリコだって、手入れは大変!
常緑樹だけど葉は落ちる。
毎年、虫はつく。
どんどん大きくなるから剪定必須。
まとめ
いかがでしたか?
「そんなことちょっと考えればわかるでしょ!?」
ってことばかりなのでこんな失敗をする人はいないかもしれませんね。
でも、「憧れのイメージ」や「これだ!」ってお気に入りを見つけたりすると、人は盲目になりやすいものだと思います。
私の失敗はほとんどが、憧れやお気に入りを見つけて盲目になり、自分に都合のいい情報ばかりを選び取ってしまった結果。
インターネットを使えばひとつの物事に対して「良い情報」も「悪い情報」もどれだけでも得られる時代です。
この2つ忘れないようにすれば、きっと後悔のない判断が出来るはず!だと思います。
一生に一度のマイホーム。
あれもこれも悩みますが、素敵なマイホームが出来れば、あれこれ悩んだ時間さえ愛おしい思い出です。
この記事にあげたように、後悔していることもありますが、それも含めて愛おしく思える我が家です。
夫婦であーでもないこーでもないと毎晩話し合って、色んなところへ足を運んで考えて、やっとできた我が家だから。
この記事が、誰かのお役に立てれば幸いです。
ここまで読んでくれたみなさんのお家づくりが、素敵なものになることを祈っています*゜