我が家はマイホーム建築からもうすぐ5年になります。
夢のマイホーム、庭付きにしたい!広いリビングが欲しい!収納は出来るだけ多く!など色々な要望があります(私も山ほどありました)が…
住み始めて5年経つ我が家で、これだけは「あってよかった」と思うもの
それは、何といっても「サンルーム(洗濯室)」!
え、地味?笑
「サンルーム」って格好つけて言ってみたけど、はい、「洗濯室」です。洗濯物を干す部屋。笑
地味だけど、これ、かなり重要な場所なんです。
今回は、この我が家イチオシの「サンルーム」をご紹介していきたいと思います。
サンルームが欲しかった理由
マイホーム建築前の住まいは、夫の会社の社宅でした。
当然、サンルームなど素敵なものはあるわけがなく。
私は「洗濯物」という家事に沢山のストレスを抱えていました。
ストレス その1 ― 作業をする場所が外
室内に干す場所が確保できていない場合、当然ですが、物干しざおがある場所=「外(ベランダ、庭など)」にかごのまま洗濯物を運んで、そこで干すという流れになります。
最初から最後まで外で作業をするのって、季節問わず大変ですよね。
夏は朝から暑いし、冬の朝は凍るように寒い。
春は花粉があるし。
家族4人分の洗濯物を干しきるのだって、いくら急いでも10分くらいはかかる…
おかげで私は、毎朝洗濯物を干すのが憂鬱でした。
何もないなりに工夫して、洗濯機がある洗面所の天井に長い突っ張り棒を取り付けたりもしました。
洗濯機から洗濯物を出したらまずそこで干し、ハンガーに掛かった状態で一気に洗濯物を外に運ぶ方法。
これはこれで、ハンガーに掛かった状態の衣類は重い!!
突っ張り棒が邪魔にならないように高い位置に着けていたので、干した後に降ろすのがかなり大変。そしてベランダも近くないので運ぶのも大変…とにかくストレスでした。
ストレス その2 ― 雨の日など、室内干しの場所に困る
やっぱり洗濯物で一番困るのって、雨の日ですよね。他にも、寒くてなかなか乾かない時期に、どこに干すか、どうやって乾かすか。以前の我が家には乾燥機もなかったので、大問題でした。
私が雨の日に取っていた方法はこの二つですが、どっちもかなりストレスフル。
ストレス その3 ― 夜に干しておけない
実は私、一度Tシャツにカメムシの卵を産み付けられたことがあります。
幸いタンスで卵が孵化しちゃったなんてことにはならなかったんですが、着ていて気が付いた時は、凍りつきました。
調べたら、洗濯物を夜に外に出していると卵を産まれてしまうことがあるそうです。(私は昼間にやられましたが。)
その後、外に仕事に行くようになって、夜に洗濯物を済ませたいと思ったことがありましたが、卵を産み付けられるのと突っ張り棒が夜中に落ちるのが恐怖で、朝忙しく洗濯をするしかありませんでした。
洗濯物について、こんなストレスを抱えていたからこそ、私にとって「サンルーム」はマイホームを考える上で絶対外せない条件でした。
サンルーム(洗濯室)のある生活
サンルームを作ったことによって、上に挙げたストレスはすべて解消できたと言えます。本当に作ってよかったサンルームですが、使っていて改めて感じるメリットと、住んでみて分かったデメリットを以下でお伝えしていきます。
我が家のサンルームは、一般的に「サンルーム」と呼ばれているものとはちょっと違うかもしれません。
テラスやベランダに付いている温室みたいなものが一般的にサンルームと呼ばれるものかと思いますが、あれは好みではなかったので不採用でした。
我が家のサンルームは、二階のベランダに出る前の、室内の空間です。
これは、サンルームというより、本当に「洗濯室」と呼ぶ方が正しいかも。
メリット その1 ― 室内で干せる
もう何といってもこれ。このために作ったんだから。
サンルームがあれば室内で洗濯物を干せます。
夏、炎天下で干さなくても良いし、冬に、手が凍り付く思いもしなくていい!
もう、これだけで最高です。
すぐ横がベランダなので、外に運ぶのもラクラクです。
メリット その2 ― 雨の日などの室内干しも快適
サンルームがあれば、室内干しも、もう無敵。
リビングや洗面室に干して邪魔な思いをしなくていい。
雨の日の来客だってへっちゃらです。焦って隠す必要もありません。
我が家のサンルームはちゃんとした壁やドアの仕切りを付けず、カーテンで仕切っています。それでも、その中で除湿器を使えば、半日もあれば雨の日や寒い日も洗濯物は乾きます。
また、「サンルーム」というだけあって、お日さまが良く当たる場所に作っています。なので春の天気の良い日なんかは、室内に干しているだけでも乾きます。
(上の写真は、窓際のカーテンが閉めてあるのですが(プライバシー保護のため)、普段洗濯物を乾かしたい時は開けています。)
窓際のカーテンを開けていると、たっぷり日差しが入ってきます。
メリット その3-花粉症対策にも◎
我が家は娘が結構重めの花粉症なので、3年前くらいから春は洗濯物を外に干しません。
が、しっかり日が当たって乾くので生乾きの嫌な臭いがすることもなく、快適に洗濯ができています。
春は特に、季節的に空気が乾燥していますし、太陽高度も夏ほど高くないので良い感じに日が入ってきてよく乾くので、サンルームが大活躍です。
ベッドのシーツも快適に乾かせるので、花粉を気にせず、ベッドの清潔も保てます◎
建築中には考慮していなかった「花粉症」。子どもも大人も急にデビューしてしまうことがあるので、考慮しておいてもいいかもしれませんね。
メリット その4 ― 夜のお洗濯も怖くない
サンルームがない生活では、夜の洗濯は躊躇してしまって出来ませんでしたが、サンルームがあれば夜だって無敵。
我が家のサンルームは寝室から出てすぐにあるので、晴れの日だったら、朝起きたらまず洗濯物を外に出し、一階へ降りて朝の支度ができます。このめちゃめちゃスムーズな動線が気に入って作ったのですが、まだ仕事を始めていないのでこの動線は活躍していません。今後活躍する予定です。笑
メリット その5 ― 空間の解放感
階段を上がって踊り場とつながるようにサンルームがあるのですが、洗濯物を干している時以外は、カーテンを開けておけば、そこは何もない広い空間になります。
この空間を無駄という人もいるかもしれませんが、私はこの空間が大好きです。何もない、いわゆる「空間の余白」は、心の余裕につながると思っています。
家族全員が夜寝る前と朝起きた時に通る場所、そこが余白の空間になっていることで、少しだけ心にゆとりが生まれるような、そんな気がします。
朝に大きな窓から、カーテン越しに日の光が入ってくるのも気持ちが良くて好きなポイント。
デメリット ― 大きな窓
最後にデメリットについてですが、これは建築中には全然考えていなかった問題でした。
大きな窓が、暑さ寒さを助長してしまいます。
当たり前のことですが、私にとっては盲点でした。
\”マイホームは盲目”故の失敗例はこちらです/
「洗濯物が良く乾く部屋にしたい」という思いで作っている部屋なので、当たり前のように南側にありますし、もちろん大きな窓が付いているサンルーム。
日当たりの良さ故に、大きな窓を通してたっぷり日が入ってきます。窓のカーテンを閉めて、サンルームのカーテンを閉めても、やっぱり夏は暑い。窓関係なく、二階ですし暑いものは暑いんですが、それでもやっぱり、この大きな窓から入ってくる熱が暑さを助長していると思います。
冬の寒さも然りです。いくら断熱性の良い窓を採用していても、少なからず窓を通して冷気が入ってきます。
これが、私が考える唯一の、サンルームのデメリットです。
まとめ
今マイホームやリフォームを検討されている方で、私のように洗濯物にストレスを感じている方には、サンルームはぜひおすすめしたい間取りです。広い空間に癒されたい方にもおすすめ。
サンルームのおかげで、今や、洗濯物は私の「一番好きな家事」になっています。
暮らしてみてわかった大きな窓のデメリットもあるけれど、これを考慮しても、今のところ「サンルームやめればよかった」とは思っていません。というのも、我が家のサンルームは2階の廊下にあって、リビングは1階なので、普段の生活には特に支障がないからです。
一方、リビングのある階でサンルームを設けたいと考えている場合は、大きな窓問題は結構気になってくると思いますので、よく考えた方がいいと思います。
何を検討するにしても同じですが、それが自分の目指している暮らしに合っているのか、よく考えるのがすごーく大切ですよね。
補足
記事の中で紹介できなかったのですが、洗濯室に作り付けで付けてあるカウンター台。
これ、私の中では必須アイテムです。
ここに置いてあるカラーボックスの中にはハンガーや布団干し用の道具が収納されています。
そしてこの台に洗濯かごを置いて洗濯物を干していくのが「効率良き」で、気に入っています。
今マイホームを検討されている方はぜひ参考にしてみてください。