我が家の2度のラン活と、兄(小4)妹(小1)が揃って使っているナガエ鞄さんのランドセルをご紹介します。
息子年中、2月頃のある日、
「ここ(ナガエ鞄)のランドセル良さそう!今度テレビに出るみたいだから見てみて!」
と、ばあばからLINEが来ます(ばあばは息子のランドセルの強力スポンサー)。これが、息子のラン活スタートです。
最初は他のランドセルが良かった⁉
ばあばからの連絡を受けて、まずは「ナガエ鞄」を検索。
HPを眺めて思ったのは、普通のデザインだな、ということでした。まだラン活のラの字も始まってなかった私は、「もっと格好良いの」「オシャレなの」ないの?って、他の鞄屋さんを調べ始めます。
こっそり調べた結果↓
それからテレビでナガエ鞄さんの特集を見るまで、どれくらいの期間か忘れましたが、その間色々調べた私は、流行りのオシャレなカラーや、人気店のランドセルも気になって仕方なくて…とにかくデザイン重視の気持ちでした←
だけど、今回は息子だから黒か紺の普通のが良いだろう、という思いと、母に勧められた番組だからチェックしとかなきゃ!という母圧から(←後者が8割。)録画してまで、夕方の情報番組「UP!」をチェック。
この番組で紹介されているナガエ鞄さんを見て、それまでの考えが一気に変わりました。
店主のこどもを思う気持ちがすごい!
情報番組「UP!」では、ナガエ鞄さんの特集が組まれていたのですが、店主の長江さんの言葉からは、終始、ランドセルを背負うこども達への思いやりを感じました。
負荷が掛かる部分は、必ず手で縫う
ナガエ鞄さんは、名古屋市北区にある小さな工房で、店主の長江さんが一つ一つのランドセルを手作りしています。
「子供たちが使うことを考えて、負荷が掛かる部分は、必ず手で縫う。手間は掛かるが、この方が丈夫になる。」
「一針一針、真剣に。無心になってやらんといかん」
とおっしゃる長江さん。
まだ小学生の子供たちが6年間使うもの、こんな風に思って作っていただけてたら、安心ですよね。
また、丈夫なだけではなく、安全もよく考えられています。
子どもたちがキーホルダーをジャラジャラと付けるあそこ!
キーホルダーにナフキン袋に、あるいは靴袋さえも、子どもたちがなんでも引っかけてるアレ(←名前がわかりません。笑)。あの金具の取り付けは、少し緩くしているそうです。
理由は、「子どもたちが万が一交通事故に合ってしまった時、引っかかって引きずられることのないように」。
緩く取り付けておけば、そういった時には金具ごとスポッと抜けるらしいです。
両サイドの反射材
デザイン重視のランドセルには反射材がないものもありますが、ナガエさんのランドセルには、必ず反射材が縫い込まれています。
ここでも長江さんは、「まっすぐ歩いてくる子はいませんから」と。
たくさん寄り道したり、フラフラしながら歩いている子どもたちの習性をよくご存知です。
このように、言葉の端々から、こどもの安心安全を心から願い、作ってくださっていてることがひしひしと伝わってきます。
元気で放り投げても良いからね
私にも母にも、決め手になったのが、この言葉でした。
「元気で放り投げても、またおじさん直すから、良いからね。」
ランドセルって、高価なものです。
こんな考え方をしたことも、聞いたこともありませんでした。
親としては、「高いんだから大事に使って」と言いたくなるもの。
だけど、それはランドセルを中心にした考え方、買った大人目線の考え方であり、子どもにとってはどんな高価なランドセルを買おうが、ランドセルは道具に過ぎないということ。
ランドセルは通学のための道具の一つであり、細かいことは気にせず、「子供は元気が一番!ヤンチャにワンパクに、小学校6年間を元気いっぱい楽しく過ごしてね。」と言ってくれているような気がしました。
それまで、流行りの色とかデザインとかに囚われていた考えが一気に変わりました。
ナガエさんのランドセルが、至ってシンプルなのも納得しました。
ここで買おう。心が動いた瞬間でした。
実際に見に行ってみてどうだった?息子本人の意見は?
息子の気持ち
まず当時、息子はまだ「ランドセル」や「小学生」という言葉や現実にピンときてなかった様子。
幼稚園でもらったパンフレットなどを見て「こんなのいいなー」なんてことを言っていた気もしますが、全体的にフワッとした感じでした。ラン活の時期なんて、本人はまだ幼稚園の年中さんですから、まぁそんなものですよね。
ナガエさんの特集を見て、パンフレットを注文。届いたパンフレットと革サンプルを見て少し現実味を帯び、「この色ー!!」と紺色を選びました。
息子はもともと、服や身に着けるものについて、そんなに興味がないタイプ。
「着心地が良ければいい」「嫌いな柄や色じゃなければいい」くらいの、男の子の典型のような感じでした。なので、ランドセルについても、「もっとこうがいい!」とかはあまり無く、あるものから選んで満足できる感じでした。
待ちに待った見学の日
まだコロナ以前だったので、家族総出で見に行かせていただきました。
予約不要でしたが、店舗が狭いので、コロナ以前でも、一組一組の家族がゆっくり気兼ねなく見られるよう、家族単位で順番に見学させてもらえるかたちでした。
店舗前に待つスペースが用意されていましたし、到着したら電話番号を伝えて、車で待ったり、近くの公園で遊びながら待つことも可能でした。
実際に見て、触れてみて
我が家は、「本人が好きなのを選べば良い」と、大人たちは本人が選ぶのを待つスタイル。
種類は多いわけではないし、色もサンプルを見てほとんど決めてきていたので、すぐ決まりました。
息子が選んだのは、ネイビー、コードバンのランドセル。
重さの心配もあって、牛皮かコードバンかは、一緒に少し迷いましたが、コードバンのスベスベな手触りを本人が気に入って、コードバンを選びました。
やっぱり、実物を目で見て手で触って、背負ってみて、、、と体感すると一気に本人にも実感が沸きます。「これを背負って早く小学校行きたい!」と、いうことで、即決してじいじばあばにお願い。
注文することが決まると、ナガエさんが子どもが背負ってるのを見て確かめながら、子どもにフィットする肩ベルトを選んでくれます。そして、飾り鋲、太糸も、子どもが好きなものを選びます。
息子のは、太糸は青、飾り鋲はサッカーボールと野球ボール。両サイドの、反射材のデザインを選ぶこともできました。
ランドセル贈呈式
GW前に注文して、完成・引き取りは2~3月頃。2月の中旬頃に「完成」の連絡とともに、贈呈式の案内のはがきが届きました。
我が家はもちろん、スポンサーの祖父母と一緒に受け取りへ。
店内には完成して引き取りを待つランドセル達がズラリ。
一つ一つ箱に入れられ、名前入りの革のキーホルダーが付いています。
男の子には緑、女の子にはピンクのリボンも付けられていて、、、満面の笑顔で子どもたちを迎えてくれる長江さんご夫妻。なんだかその光景だけで感動してしまいます。
ズラリと並んだ箱の中から、自分の箱を見つけたときの子供のキラキラした目。
ランドセルはいったん箱から出され、店主の長江さんから子供へ、ランドセルの説明をしていただけます。
「ここはお馬さんの革で出来ててね、ポーランドの馬なんだよ。」
「内側は豚の革でね…」
「それが長野県で加工されててね…」
ランドセルがどんなふうにして出来ているのか教えてくれ、
そして最後には、「いつでも直してあげるから元気に使ってね」と優しさいっぱいの一言。
そして、箱に戻されたランドセルは、みんなが見守る中、ばあばの手から息子へプレゼント。そして写真タイム☆
こうして一家族ずつ丁寧に受け渡していただけます。
ランドセルを背負う子どものことはもちろん、プレゼントする側の気持ちまで大切にしてくれている素敵な鞄屋さん。みんなが笑顔になれる、素敵な贈呈式でした。
気になるランドセルの使用感は、長くなるので次の投稿でまとめます。
余談ですが、こんな可愛かった長男はもう小5、最近は「RISU算数」にハマっています★
\自分のペースでガツガツものんびりも進めていけるから、小学生の算数学習に最適/
ラン活2回目ー娘のランドセル
お兄ちゃんのラン活を、選ぶときから贈呈式まで、ずーっと指を咥えて羨ましそうに眺めていた妹は、それから3年後、もちろんお兄ちゃんと同じ場所で、同じようにランドセルを選びました。
「今回は娘だし」「女の子だし」オシャレなのを!と思っていたのは母だけ。(←まだ言ってた)
娘が選んだのはチョコ色、コードバンのランドセルでした。
ランドセル何色にしようか、と考えたとき、初めに娘に浮かんだ色は、紫や水色でした。(大好きなラプンツェルの影響)
しかし、紫や水色はナガエ鞄さんにはない(←今ではラベンダー色があるようです)ことを知ると、あっさり諦めた娘。ラプンツェルより、お兄ちゃんへの憧れが強かったようです。笑
でも、この時チョコ色を選んで正解だったな、と思います。なぜなら、まだ一年生の今、すでに物を選ぶ基準が「子どもっぽくないか」になっているから。最近何でも、「こっちのがシンプルで大人っぽい」と選ぶようになりました。
鋲を選ぶ時は、やっぱり女の子。お兄ちゃんより悩みます。真剣。
そして、贈呈式。
こんな感じで、兄妹のラン活は、割とあっさり終わりました。
色々、紆余曲折あったのは母の脳内のみ(笑)
ナガエ鞄を選んだ理由まとめ
長々と書いてきましたが、我が家がナガエ鞄を選んだ理由は、ナガエさんのランドセル作りが、
「こどもへの優しさに溢れたランドセル作り」であったことが最大の理由です。
こんな、思いやりに溢れたお店だからこそ、
「ナガエ鞄さんでランドセルを買うと、子供も大人も幸せになれる」そんな気がします。
ランドセル選びで迷ったら、ぜひナガエ鞄さんも覗いてみてください☆
次回、「コードバンのランドセルは重くて大変?」私のこの心配はどうなったのか、子どもたちの感想も交えて、使用感をレビューしていきたいと思います。
→2023/3/24更新<コードバンランドセル使用感レビュー>
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